NEW ひとりのりつっこみ日記

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'04/7/31
GP

学外FD2日目。分科会の話題提供者として参加。「授業改善にむけて(T) アンケート調査結果を大学はどう生かすべきか」というテーマで、 マクロの観点から授業評価を生かしていくかという議論。 支援組織・体制作り、という点からは、カリキュラムの改善を議論するためにも、 改善に向けての議論の場(少人数)を提供したり、 学科FDを実施するべき、という話に。 また、社会に対する説明責任は当然として、 アンケートに答える学生への説明、なぜ評価するのか?を しっかり伝えて示さないといけない、という話になった。

他の分科会でも様々な議論がなされたようで、報告があったが、 この議論の結果を受けて、しかるべき場所で1つ1つ検討していくべきだろう。 それでなければ年1回の単発に終わってしまう。

短期大学が採択校一覧)。GP委員として召集を受けて、2月から活動していたので、 非常にめでたい。短大の方は評価データの分析と申請書のチェックなどで携わった。 ただ、メインは大学のほうで動いていたので、 大学は書類審査で不採択で残念だったのですが、、、。 何はともあれ、こういった形で教育が評価され、名前が出ることはいいこと。 来年に向けてまた進めていかないといけない。


'04/7/30
学外FD

午前中、教育工学会の発表原稿を投稿。なんとか間に合った。 その後、滋賀の琵琶湖ホテルへ。専任教員研修会、学外FDである。 佛教大学の和田修二教授の特別講演。学校の歴史など個人的には面白い話では あったが、和田先生も大学教員の前で話すのは初めてとおっしゃっていたように、 FDの流れとしては位置づいてなかったような気がする。 その後、授業評価アンケートの調査結果を平山先生が報告し、 熊谷国際交流部長が国際交流の現状について、学生の気質という観点から報告。

夕食後、明日の分科会の打ち合わせ。 その後、バーでワインをごちそうになる。


'04/7/29
外国語教育メディア学会

外国語教育メディア学会全国大会 に参加。畑違いではあるが、外大に勤務し、CALLに関わってるということもあって、 どんな研究があるのか、どんなニーズがあるのか、などの情報収集が主な目的。

まず、基調講演。名古屋外国語大学の水谷修学長による「国語教育と外国語教育の連携がもたらすもの」という講演。素人の私が聞いてもかなり面白かった。 水谷学長は国語学者だそうだが、日本語の意識化能力が英語の習得に深く関わるということを指摘されていた。例えば「ら」の子音が英語の”L”と同じ調音法で発音している ならば、それを自覚させることが大事だ、ということ。確かに日本語をどうやって発音しているか、ということはほとんど意識したことはないなぁ。”th”の発音なんかはめちゃめちゃ意識してるのにね。 また、五十音図ももともと音の図であったということもはじめて知った。 検索すると、いくつかこういった解説ページも見つけられた。なるほどなぁ。全然知らなかった。 また、名古屋外大で実施している「基礎ゼミ」やカリキュラム変革の話も聞け、 非常に満足度の高い講演だった。

分科会をまわっていくつか発表を聞いてみたところ、予想以上に コンピュータを使うことそのものに主眼がおかれた報告が多いように思われた。 もう少し「なぜコンピュータを使うのか」「こういったことをしたいからCALL システムを使った」といった狙いが聞けるとよかったのだが。 もちろん、語学学習に関する方略などの話も聞けたので、大いに勉強になった。

小野先生と舟杉先生はポスター発表をされていた。 ポスターは初めての経験だったそうだが、 盛況だったようだし、たくさん話ができたようで、 満足しておられた。このお二人にはぴったりかも(笑)。

企業展示を見て、CALLシステムの情報収集。 各企業の特徴は大体把握できたと思う。 今はフルデジタルが主流になりつつあって、 映像、音声もイーサネットを通すようだ。 内田洋行のブースを見ていたときに、 大久保さんとお話する機会があった。非常にアンテナの広い方で、 面白い話をすることができて、とてもラッキー。

さて、帰洛して、学会原稿の修正。何とか完成。 明日からの学外FDの準備はあやしいが、自転車操業で何とかするか。


'04/7/28
e-Learning WORLD2004

eLearning WORLD2004を見に、東京ビックサイトへ。新橋からゆりかもめ乗ったら汐留を通るんですね。日テレの新社屋を初めて見ました。 それはさておき、2年ぶりの参加なのですが、以前はもう少し幅広いシステムが展示されていた印象がありましたが、LMSや人材管理に絞られてきた感じがしました。 やはり企業向けの製品が多いので、情報収集の側面が強くなりました。 コンパニオンの勢いに負けて、名刺は回収されまくりでしたが(苦笑)。 また、大学発ベンチャーの製品も見られました。今後は増えていきそうですね。

その後、Panasonicの展示場によってみる。 テレビも薄いね、大きいね。いろんなものがほしくなる。でも、一番気になったのは 酸素チャージャー。ちょっと欲しいけど、ちょっと高い。

羽田に早めに行って学会原稿の準備。少し構想まとまる。 そして、いざ福岡へ。福岡空港から博多まで近い。こりゃ便利だ。 ホテルにチェックインした後、駅前のラーメン屋へ。普段はラーメンあまり食べに 行かないけれど、やっぱ博多ですからね。とんこつラーメン食べて満足。 帰ってホテルで原稿書き。ぼちぼち完成かな。


'04/7/27
休みではありません

午前中は学外FDの準備。投稿論文の採択の連絡を受けとる。よかった、よかった。 ちょっと心配していたので、一安心。 午後、教務で打ち合わせの後、学会の発表原稿書き。ようやく進みだす。 いろいろ考え出すと面白いのだが、まとめるのはなかなか難しい。 もう少しよく考えてみよう。キャンパス内を歩いていて 学生に会うと「休みでも大学に来てるんですね」とよく言われる。 授業がなくても仕事はいっぱいあるんですよ(笑)。 今はテストがあるので、学生はぼちぼちいますが、8月になると本当に ほとんどいなくなるので、びっくりしますが。

明日から出張続きになる。事務的な準備は終了。 各地でゆっくりできないのが残念だが、いろいろ勉強してこないと。


'04/7/26
「24」2ndシーズンコンプリート

午前中は授業評価アンケート集計結果の整形。 午後のセンター会議を経て、夕方まで採点作業。 採点は何とかめどはつきそうだ。 ただ、学会原稿がやばい。。。英語の発表原稿も作らなければ。

ようやく「24」2ndシーズン見終わる。忙しいこともあって途中が結構 開いてしまったが、がっちり楽しみました。内容はこれから見る人もいるでしょうから、詳しくは書けませんが、ただ、キムは本筋にほとんど関係なかった様な気が。。。 アメリカでは4thシーズンの放映も決定したみたいだし、 日本での3rdシーズンの発売は秋らしいので、楽しみに待ちたいところ。 まだまだ流行は続くでしょうねぇ。


'04/7/25
日曜日ですが

昼から大学へ。授業評価アンケートの集計。半日仕事となった。 基本的に単調作業なので疲れる。月末の学外FDに使うので、 とりあえず集計だけできて一安心。 今日はTOEICと補講があったということで学生もいるし、 売店も開いていて便利だった。

今週読んだ本たち。和田公人「失敗から学ぶeラーニング」。eラーニングに関する内容としては 基本的なことをまとめたといった印象であったが、実際にインターネット大学を 設立したという経緯が分かる第4章はとても興味深かった。 家庭教育を教育する八州学園大学の今後が楽しみである。

市川伸一「学ぶ意欲とスキルを育てる」。とても勉強になった。 ”基礎に降りていく学び”(p54)という話になるほどなぁ、と思う。最初に「こう役に立つんだよ」ということを体感させてやれば、 確かに動機づけになるだろう。でも、それをどう感じさせるか、っていうのは難しそう。また、大学生を小中学校に配置するという「放課後学習チューター」についても 書かれていた。大学と教育委員会が連携してこういった実践を進めていくことは どちらにとっても重要なことだと思う。

堀田龍也「メディアとのつきあい方学習」。数多くの実践をベースにメディアとの関わり方をどう学習していくか、ということが丁寧に書かれている。 小学生の実践だが、大学生でもそのまま使えそう。 教職課程の授業などでとても使いやすそうな本なのでありがたい。

唯川恵「ため息の時間」。今まであまり読んだことがなかったのだが、 大変ひきつけられた。短編集ということもあっただろうが、一気に読んでしまった。 ふつうにありそうなちょっと怖い恋愛小説。「バスストップ」がリアルで、 「分身」がSFチックで面白かった。しかし、こんなことは身の回りでおきてほしくは ないものだ(苦笑)。

'04/7/24
創成型授業

昼過ぎから京大高等教育へ向かい、公開研究会に参加。 今日は徳島大学工学部の小野先生のお話で「創成型授業」についての講演。 昨年度のGPに採用されており、2月のFDフォーラムの際に概略は聞いていたが、 情報工学科の詳しい話が聞けてとても面白かった。 Robocupのエージェントやネットワークゲーム、自律型ロボット作成など、 興味深い課題を与え、その中でグループワークや課題解決のプロセスを学ばせる とても楽しそうな授業だ。 プログラムを書いてコンパイルすることもなく質問をする学生や、 Windows世代なため、パソコンをブラックボックスとして認識してしまっている学生に とって、「失敗してもいいから自分で解を探す」という体験はとても重要だと思う。 このような取組は方法論だけ抽出すれば、いろんな分野にもあてはまりそうだが、 そこで重要になるのは、教員同士の連携やコンセンサス、カリキュラムの柔軟性と 感じられた。


'04/7/23
2007年問題/授業終了

午前中は採点。これで2コマ程度終了か。 午後から「情リテV-1」。これで完全に春学期の授業が終了。ふぅ。 とりあえず一段落。でも、夏はこれから。さらに忙しい日々が続きそうだ。 「CALL EF 2」も最後の授業。1年間参観し続けたが、本当に小野、舟杉両先生の 熱心さに驚いた。秋からは英仏に加え、英西、英独の合計3つの授業がスタートする。 秋は参観はできなさそうだが、センターとしていかにサポート体制を整えられるかが 重要になる。もちろん、研究体制、課題も考えないといけない。

”2009年問題”が2年前倒しになりそうらしい。 「大学作りすぎた!?志願者と入学者、07年度に同数に」(読売新聞)。 ”2009年問題”とは、大学進学希望者と大学への入学者数の数が一致し、いわゆる「大学全入」になるという問題である。当然入試がなくなるわけではなく、人気ある大学に受験生がそのまま集中するので、人気のない大学から定員割れし、経営破綻していく危険がある、ということになる。少子化に加え進学率の伸び悩み(不景気が影響しているのだろうか)があったための前倒しだが、どっちにしてもこの問題は避けて通れない。 明確なビジョンと地道な努力が必要。場当たり的な対処ではいつか行き詰まる。 挨拶の枕ことばが変わるだけでないことを願うばかりである。


'04/7/22
採点スタート

「情リテV-1」。課題さえ終わっていればいいので出席は自由にしていたが、最後の修正や評価レポートを書く学生が半数以上来た。この辺はまじめだなぁ、と思う。

学科会議の後、濱崎さんと種々の打ち合わせ。 いろいろ話している中から見えてくることもあって面白い。 教員と職員で見え方も違うし、考え方も違うけれど、目指すべきところは 同じはずなので、うまく協力していくことが重要だ。お互いプロですからね。

今日降ってきた「言語と平和」のレポート採点。「である調」と「ですます調」を 混ぜている学生多数。この辺は気をつけてよー。 「資格情報処理A」も小テストを採点し、点数調整のメドもついた。 あと5科目か。学会原稿や発表準備もあるので、早めに終わらせていかないと 月末えらいことになってしまうからな。。。


'04/7/21
鳴門日帰りインタビューツアー

本日は鳴門教育大学でインタビューのため、出張。 朝京都からバスに乗り、鳴門へ。 曽根さんに迎えに来ていただいて、うどん屋で釜玉を食して 鳴門教育大学へ。12時から7時まで「遠隔教育演習」受講生に対する インタビュー調査。4名のインタビュアーがいたとはいえ、 7名7時間連続はさすがに疲れました。。。

明日朝1で授業のため、残念ながらそのままバスで大阪まで帰り、 その後はJRで帰宅。あー、ちょっと鳴門でゆっくりしたかったなぁ。 しかたないので、早く寝よう。


'04/7/20
数学教員になる?

午前は授業準備、事務作業。1つ出張願を出すの忘れてた、、、危うし。 午後「視聴覚教育」。NHKスペシャル「変革の世紀」を見て、総括。 先日読んだ瀬名秀明の本も紹介。 「資格情報処理A」は3回目の小テスト。70名の出席。どうやら今回初めて 小テストを受ける学生もいた模様。その人は単位は難しいですねぇ。残念。

今日は各授業後に2回も数学の質問を受けた。 外大なのでさすがに線形代数といった大学の数学ではなく、 中学受験や中学生の数学です。家庭教師などやってて聞かれたらしい。 久しぶりに解いてみる。大学生に教えるのはやっぱり簡単。 言語能力が中学生とは違いますからね。もちろん、 他の能力をあがってるでしょうから、中高校時代に数学が苦手だった人も、 いまやって見ると解きやすくなってると思いますよ(多分ですが)。


'04/7/19
おっさん化していた中学生時代

海の日で休み。夕方まではDVDを見たり、本を読んだりして過ごす。 昼前に電話あり。今日は投機用マンション購入の勧誘だった。 たまに研究室にもかかってくるが、今日のは家にかかってきたからか、 かなりなれなれしい。「結婚はされてますか?」「恋人はいますか?」から始まり、 お金ないですからと切ろうとすると「年収は○○万円くらいはもらってるでしょ」 まで。ほっとけ、そんなこと。あれだけ失礼で買おうとする人がいるんかなぁ、、、。

ようやくハマの番長を打ち砕いたのを見てから、明日の授業準備と 小テスト作り。

重松清「エイジ」読了。中学生をとてもリアルに描いていると思う。 いい作品だ。これはフィクションだが、様々な事件はメディアが切り取ったがために過度に一般化されている面もあるということは事実だろう。 一般化も大事だが、教育の場ではちゃんと個々を見つめていかないといけない。

中学生の頃ってこんなんだったけかな、と思い返した。確かに、ちょっとしたことでのいざこざもたくさんあったし、今思えば大したことない問題も大きな問題のように思えたものだなぁ。でも、教師には「あいつはさばを読んでる。きっと25歳だ。」と言われていたということを友人から数年前に聞いた。大人びた中学生、といえば聞こえはいいが、実のところはおっさん化した中学生だったようだ(笑)。


'04/7/18
勧誘電話

本日は、京都外大と神戸薬科大学との教職員テニス大会で、神戸薬大へ初訪問。 例年は対抗戦だったそうですが、今年は外大と神戸薬大のペアを作っての 親睦大会でした。20年以上続いてそうですが、一応今年で最後ということでした。 普段はソフトテニスで硬式はほとんどしたことがないので、 打つ加減が違ったり、前にいてもくせでついつい後にさがってしまったり、 打つ場所もソフトテニスとのセオリーの違いがよく分からないし、 なかなか難しいものです。まあ、迷惑かけない程度にはできたでしょうか。

とあるプロバイダから「あなたの局舎から45MBで接続できるようになりました!」と 勧誘の電話。こちらのネット接続状況を聞いてきたが、知識不足を露呈していた。 アルバイトなんだろうけど、もうちょっといろいろ指導してからにしたほうが いいと思うけど。。。しかも、断って切る直前に 「来週、奥様にもう一度お電話します」って、私は独身ですよーだ(苦笑)。

二階堂黎人「バラ迷宮」読了。ちょっと強引な感じが否めなかった。 短編ではちょっと厳しいのかなぁ。


'04/7/17
私大教員の雇用保険

山鉾巡行の合間を通り抜けて、京大高等教育へ。KNVインタビュー2件。 授業も休めないので、今年は京大の方はこの2件だけで、 他の学生は神藤さんらにしていただいている。よって、今日も聞いてたまに 合いの手を入れる程度。でも、じかに話を聞けてよかった。 その後、ルネで水曜日の鳴門出張のバスを予約し、遅い昼食。

「大教室のMONOLOGUE」 でも取り上げられていたが、asahi.comに”私大教員の8割が雇用保険未加入 強制視野に功労省指導” というニュースが出ていた。就職した直後に、雇用保険に入っていないことを聞いて ちょっと驚いたものだ。職員は入ってるみたいですけどね。 その時は「教育訓練給付受けられへんやん」と言ったところ 「そんなの受けなくてもいいじゃないですか」といわれた覚えがあるなぁ。 ただ、当時は国立大学の教員も入ってなかったので、まあ、そんなものか、 とも思っていた。 いまや国立大学も法人化したため、全員加入しているというわけだし、 大学といえどもいろんな意味で身分保障が完璧なわけでも当然ないので、 加入しないとだめでしょうね。大学の対応はどんなものでしょうか。


'04/7/16
検索ワード

午前中はKNVの研究構想をまとめて、関連文献を読む。 月末の〆切に向けて、なんとか形は見えてきたような気がする。

午後「情リテV-1」。こちらも昨日同様、ホームページ作成は一段落させ、 相互評価レポートの説明。「CALL EF 2」。他大学から見学もあった。 あちこちでアピールしてるのが功を奏してきたのかも?? 最初は音声波形ソフトの続き。”she's see”のあと、フランス語の例文をいくつか。 どれも絶対無理だ(苦笑)。難しすぎる。後半はフランス語でのハリーポッター解説。

最近、検索ワードで多いのが「言語と平和」。これは大学のリレー講義なので、 きっとレポートを書くのに何か情報を探しているのだろう(このページには授業の話はあっても、残念ながらレポートに役立つ情報は多分ないだろうけど)。 これは別にいいのだけれど、1番多いのが「のりつっこみ」。 これに関してはまったく役に立つ情報がない。昔になんとなしにつけた このタイトルだけど、少し申し訳ない気もしてきた。日記中にのりつっこみしてるわけでもないし。。。ちなみに「安田大サーカス」とのペア検索も多い。 最近のネタであるもんねぇ。こらこら、こんなこと書いたら、 また検索にひっかかってしまうがな!って。。。


'04/7/15
「瀬名秀明 奇石博物館物語」

「情リテV-1」。一応、今日で作成を終了し、 来週までに自己評価・他者評価をしてもらうことに。 このような授業で学生同士の評価が重要ということは、 もはや自明なので、もっと新しいことに 挑戦してみないといけないかなぁ、とも思う。

濱崎さんと打ち合わせ後、昼食。「京都文化論」など、 学生のためにいろんな取組を企画し、 それに向けてどんな設備がいいかを考えて動いているのはすごいことだ。 ただ、全体としてみたときに、仕事が一部の人に偏っているのが問題ではありますが。

学生指導委員会。新入生学外オリエンテーションについてなど。 データがないのと、改善すべき範囲が不明確で議論はあまり進まず。

「瀬名秀明 奇石博物館物語」読了。NHKの「課外授業 ようこそ先輩」をまとめたもの。こないだ本屋で博物館系の本を物色していた時に見つけたのだが、 授業で扱うにはちょうどいい内容。博物館で観察した石をベースに、 お話を書いたり、空想博物館の絵を描いたり。 いろんな視点、アウトプットがある、ということを教えたいというのは 全く同意見。図書館にいれてもらうようにお願いするか。以前読んだ「八月の博物館」は、私にとってはなかなか読み進めるのがしんどい作品ではあったが、楽しい話であった。次回の授業でともに紹介しよう。ちなみに瀬名作品で一番私が好きなのは、修士のときに読んだ「BRAIN VARREY」。でも、今読んだらかなり印象が違うかも。


'04/7/14
若手集結で納涼床〜祇園祭

午前中、文献読みの後、業者との打ち合わせ。秋に向けてLMSのバージョンアップをはかる。フランス語をはじめ、中国語、ドイツ語のCALL教材も利用できるようになりそう。

昼に尾澤君@早稲田大、望月君@神戸大が外大を訪問してくれる。 SFC出身のお二人との付き合いも5年を越え、二人とも就職したというのは 月日の流れを感じます。寺嶋君とともに4名でお互いの近況報告など。 いやー、みんな大変ですね。尾澤君には博士論文と抜刷をいただきました。感謝。 博士論文はすごいボリューム。恐るべし。あー、博士論文はやく書かないと いけない、、、。8月には書けるだろうか。

その後、外大の施設、サーバー室などを案内。 過去にあった問題を少しずつクリアしてるので、紹介できるレベルになりつつある。 まだ問題はたくさんあるけれど、、、。その後、京大高等教育へ。神藤さん、 杉原さん、辻君と合流し、新しいセンターの建物などを巡る。 京大、ほんとにきれいになってるなぁ。どうしてしまったのだろうか(笑)。

夕立が降ってきたので心配したけれど、無事やんで、7名で納涼床を堪能しに おばんざい和というお店に。納涼床、なかなか風情がありますね。 夜は結構涼しくなったし。その後、祇園祭の宵々々山ということで、 少し四条通をぶらぶらと。京を堪能してもらえたのではないでしょうか。 って、私もすっかり堪能したわけですが(笑)。


'04/7/13
授業ももうちょっと

午前中、レポートの整理、授業準備。研究費で書籍を20冊ばかり発注した。 今から到着が楽しみ。うちの大学は授業内試験が基本なため、来週末まで授業。 あと1週間ちょっと。なんとかがんばりましょう。 午後「視聴覚教育」。今日はレポート鑑賞会。 この授業のメインである。学生のレポートは力作ぞろいで見るのが楽しいが、 それよりもみんなで見合う機会というのが重要。 いい機会になれば、と思う。 「資格情報処理」。こちらは苦しい。この授業には悩まされる。 後期から予習制にするか、、、。でも、なかなかそういうわけにもいかないか。 どうにかして授業を通して知識が身につくようにしたいのけど。

話題の「反社会学講座」を読了。確かにこれは面白い。 楽しみながら読んだものの、データの使い方を考えさせられる。 これは学生が読んでも十分楽しいだろう。


'04/7/12
どたばた月曜日

「情リテT」。月曜日は今週が最終授業。というわけで、 先週課題を出しているので、その続き。

午後は、センター会議、授業評価アンケートの集計、急遽入った研究用の質問紙作成、明日の授業準備。日程的なものもあるのだけど、 いつもながらどたばた過ぎる月曜日、である。


'04/7/11
ヒーローとリーダー

参院選投票後、昼から京大吉田コートへ。 自転車で30分かけていくだけでも暑い。久しぶりの運動で、 体に切れはなかなかでてこなかったが、ぼちぼち動いた。 1試合が1回生ペアだったこともあり、2試合やって2勝。 蒼穹杯に向けて苦手な夏の対策をしておかなければ。

オールスター。新庄1人勝ち。ああいうのをやっても 許されるのは持って生まれたヒーロー性ゆえだろう。 しかし、ホームスチールとはね。 リーダーシップは、ある程度は才能もあるけれど、 努力や経験などで十分身につけられるものだと思う。 しかし、ヒーロー性やカリスマ性というのは、努力では 身につけられないものだろう。なにとは言えない影響力。 それだけの責任もあるし、リスクもある。しかし、何物にも変えがたいこの力を うまく活用してほしいと願う。


'04/7/10
オールスターと読書の日

久々に「24」2ndシーズンの続きを見て、昼過ぎから買い物に出かける。 結局、本屋でかなりの時間を費やしてしまったけれど (笑)。帰り際には平野啓一郎のサイン会をやってました。あとは靴などを購入。

オールスター。今回は見ごたえのある試合であり、過度な演出もなく、 面白かった。松坂の球は2回限定だと打てないな。渡辺俊介もあれだけ球が 切れていたら、初めてだと厳しそうだ。

最近読んだ本たち。 森博嗣「ナ・バ・テア」「スカイクロラ」を読んだ時はなんかしっくりこなかった覚えがあったが、今回はすっと入っていけた気がする。純粋な部分だけを抽出したフィクション、という印象。 二階堂黎人「地獄の奇術師」。いわゆる新本格。時々読みたくなるタイプのミステリかな。

A.N.ジョインソン著、三浦麻子・畦地真太郎・田中敦訳「インターネットにおける行動と心理」。先行研究も豊富で、大変勉強になりました。さっと読んだだけなので、もっと精読しないといけないです。


'04/7/9
「1リーグ問題」で社説を見比べる

多言語データベース構築のイメージをつけるために、 昼休みに 「京都文化論」のオリエンテーションに出てみる。 データベースのイメージはまだつかないが、授業のイメージはだいたいついた。 なるべく自由度の高いものを設計しないといけなさそうだ。 あとは人的支援をどうするか、が重要だろう。

「情リテV-1」。もうぼちぼち完成に近い。 昨年のこの授業を受けて、ホームページを公開している学生もいるようで、 そういうのを聞くとやった甲斐があったと思う。

授業評価アンケートの集計準備。昨年秋の集計のおかげで結構さっくりできそうだ。 「CALL EF 2」。発音の波形を見てみた。"strict parents"を発音したのだが、 その中にもいっぱい要因があるようだ。"s"の発音は舌を上に 上げないといけないらしい。発音しにくいなぁ。あと、語末の子音は強く発音する ものらしい。日本語は母音で終わることがほとんどなので、語末の子音の発音が弱いらしい。母音で終わるのは、フランス語も同様らしいので、フランス語を多く話す人も、 同じことでひっかかるのかもしれないようだ。難しいなぁ。

帰って「フレッシュオールスター」でも見ようかと思ったら、京都では見れなかった。 (残念ながらサンテレビは映らない、、、。KBSではやってなかった。) やってたのは、サッカーとバレーボール。バレーボールを少し見る。 よく分からないけれど、栗原の顔がよくなった印象を受けた。

しかし、日本のプロ野球ももうだめなのかもしれない。 近鉄社長の度重なる失言、ナベツネオーナーの暴言、 野球が大好きな私としては、とても残念。 システムを考え直すこと自体は悪くはないが、 今のやり方ではファンも納得できない。 本当は、もっと大局的な視点が必要なんだろうけど。 1リーグにしたとしても、対戦が新鮮なのは最初の2、3年。 2リーグ制で交流試合にしたほうが、いろいろ面白いと思うけどな。

しかし、ナベツネオーナーの暴言?は 読売新聞にはでていない。 当然といえば当然か。 社説を見ても、朝日新聞毎日新聞産経新聞は、7月9日付けで1リーグ問題を扱っている。読売新聞では扱っていない。こういうのを見比べるのも興味深いところではある。 が、何より願うのはいい方向にプロ野球が向かってくれることである。


'04/7/8
一段落

「情リテV-1」。寝不足でやや意識朦朧(苦笑)。塾講師時代の休み講習以来かも。 まあ、あの時は朝から晩まで休みなく授業していて、 授業中何話してたか覚えてない時もありましたが。 質問受付がメインなので、問題なく終了。

教材のキャプチャーをして、まとめを書き足して、原稿の送信。 これでひとまず一安心だ。その後、授業評価分析などの打ち合わせ、教授会。

夜、三宮先生@鳴門教育大と研究に関するお話。 鳴門の方で見えてない部分も分かったし、三宮先生自身の研究の話も聞けて、 いろいろ参考になりました。


'04/7/7
半徹

午前中は家で原稿を印刷して、赤ペンでどんどん修正していく。完成するのか? 昼から京大へ。いつも通り、ルネで本を物色して、高等教育へ。 「遠隔教育演習」最終回。京大のみでの振り返り。 スタッフからの感想で話し出したら、思わず長く話してしまう。 網羅的になっちゃったからかな。 授業としては成功だろう。この後は研究として成功するかどうかだ。 そして、そのまま打ち上げ。学生とは一回りほど違うので、 若いなー、と思うことばかり。あのテンションはもう無理ですな。

帰って原稿書きの追い込み。久々に半徹になってしまう。あー、後悔。


'04/7/6
遅筆ぶり

午前中は遅れていた授業準備を急いでして、午後「視聴覚教育」では 遠隔教育、eLearningについて。資料を修正しようと思ってたのに、 結局昨年のものと同じになってしまった。。。「資格情報処理A」では、 ネットワークについて。用語の説明がほとんどだったので、 授業のノリがいつも以上によくなかった感じがする。 この授業の改善策をもうちょっと考えないといけない。 一応、資格獲得を狙うわけだから、予習をさせて問題演習に時間をさくべきか。 そうやって最初から受講生を絞るのも1つの方略。 でも、そこまでやっていいのか、悩みどころである。

英語原稿である。リマインダーがやってきて8日が最終〆切。 一応、大体できたのだが、だいぶあやしい。見直して書き増して、繰り返し。 もともと長い文章を書くのは苦手。文章を書くこと自体は嫌いではないのだけど、 日本語で論文を書くときも思ってたよ短くなってしまって、 長くするのに困る時がある。英語となればなおさらだ。 さらに、一気に書き上げられないタイプなのである。 〆切のちょっと前には分量的に足りる様に、数週間前から少しずつ書いていく。 今回は心身ともになかなか書き始められなかったので、 こういった結果になってしまったわけであるが。 文章を長く書ける人、一気に書き上げられる人はうらやましい。 ちなみに、今の上司は「書いてたら知らない間に長くなってしまう」らしい。 いろんな人がいるものだ。まあ、そんなことはいってもこれはタイプなので、 少しずつ書いていくしかないですが。地道にいくか、地道に。


'04/7/5
携帯電話と遠隔授業・大学授業

「情リテT」。今日最終課題を提示。先週出したものとあわせて2つ提出して この授業は完了。一応、大学全体で内容をそろえているため、 あまり思い切ったことはできないので、簡単な内容になる。 コンピュータの使い方を教える時代は終焉を向かえると言っていいので、 来年は授業内容を考えないといけない。

センター会議、打ち合わせ。設備などが少しずつよくなっていくのはすばらしい。 ただ、今は行き当たりばったりな感があるので、近いうちには、もう少し長期スパンで 計画した上でこういったことを遂行できるようにしたいものだ。

寺嶋君と論文などの打ち合わせ。とどこおりなく終了。 彼は原稿がほぼできたらしい、、、。がーん。

日経ネット関西版に「携帯使い遠隔授業──「意見言える」学生に自信」という記事が掲載されていた。滋賀大の宮田先生の試みである。以前、同じ分科会でお話を聞いたことがあったが、この実践は非常にうまく 携帯電話を取り入れて授業を活性化させていると思う。他にも先日asahi.comにも「挙手も出欠もケータイで 悩みの携帯電話、授業に利用」(6月17日)という記事が掲載されていた。 逆転の発想といえばオーバーかもしれないが、携帯を取り締まるのではなく、 活用しましょう、という話である。 個人的には携帯電話を電話以外に使うことがあまり好きではないのだが、 学生の現状を考えると、うまく使った方がいいのかもしれない。 授業でもおまけとして、写メールで撮った写真がレポートやホームページに 載せられる、といったことをやってみると学生は楽しそうにやってるから。 。

asahi.comには「学生が目の前にいるのに、どうしてわざわざ携帯電話を通じて連絡する必要があるのか」という疑問の声があるらしいが、 大講義室で学生に意見を聞くのはなかなか難しいだろうから、 こういった疑問はちょっと違うと思う。 しかし、出席だけに使うようなやり方では、本末転倒。 うまく授業に位置づけることが重要である。宮田先生の場合も、 通常の授業をうまくやっているから、その中で携帯電話が活きてくるわけで、 携帯電話だけをクローズアップしてしまうと大事な点を見落としてしまいかねない。 こういった教授法のポイントを見つけ出すというのは、いい実践研究のテーマに なると思う。こういうときちょっと残念なのは、 ゼミをもっていないので学生にテーマをふれないこと。 ゼミをもつ日はくるのかなぁ。


'04/7/4
誕生日ですが

気がつけば、誕生日。31歳ですか。30越えたら、 気分はあんまり変わりませんねぇ(笑)。しかし、これでいいのか、30代。 もっとしっかりしないといけないのでは?と思いつつ。 結局、昼前まで寝て、原稿書き、休憩、原稿書き、テレビで野球観戦。 ふと焼肉食べたいなぁ、と思ったけど、夕食も天一になっちゃったし。 だらだら感あふれる、イベント性0(苦笑)の日曜日でありました。


'04/7/3
学生の二層化

学会の研究会で京都に来られた横川さん@神戸大と昼食。 やはりお忙しい様子。ちょっとした研究の話が楽しい。分野が違うと視点が違う。 その後、原稿書き。ようやく半分といったところ。

夕方からは同志社の寒梅館へ。学生時代、学連の打ち合わせは ここでやっていたのだが、今は改築され、ものすごくきれいになっていた。 すごいなぁ。教育学専攻の嘱託講師打ち合わせ会。初めての試みということでしたが、 合計30名強の先生方が集まり、GPA制度や学部移行のお話などを聞き、授業についての議論をする。やはり今大学が抱えている問題に行き着くようである。 比較してみると、同志社は大規模大学ならではの問題が、うちの大学は外国語の単科大学に特化した問題がある。しかし、大学の大衆化、学生の二層化、授業評価のあり方など、根底にあるのはやっぱり同じ問題ようだ。他の問題はさておき、二層化にどう対応したらいいのか、というのは以前からの悩みの種。なにかいい手立てはないものだろうか、、、。


'04/7/2
どたばたな1日

午前中は原稿書き。昼「情リテV-1」。ホームページの完成度も かなり上がってきた様子。その後、教務部にて種々の打ち合わせ。 「CALL EF 2」。今日はフランス語メインでした。しかし、どたばたした1日でした。

帰ってから原稿書きの続き。完成まではまだまだ。。。 週末は集中してやらなければ。


'04/7/1
合併か、ライブドアか

朝1「情リテV-1」。だいぶ落ち着いてきた感じ。 今日は無料ホームページサービスの紹介とBlogの話を。おりしも、ライブドアが 近鉄買収の計画を発表したこともあり、タイムリーでもあった。 Blogサービスなどを一通り紹介したが、やはり 倉木麻衣のBlogに対して反応が よかったみたい。

その後、学科会議、事務作業、メディアセンター打ち合わせ、 多言語データベース&授業評価打ち合わせ。

7時過ぎには帰宅し、「阪神−巨人」をテレビ観戦し、満足する(笑)。 福原でしたね。中4日じゃ厳しいと思ってましたが、完璧でした。 オールスターまであと5試合、貯金2で終われれば御の字だろう。

さて、合併問題。「信義の問題もある」ということで、近鉄はライブドアからの 買収案を断っているようだが、近鉄は本当に信義を守ろうとしているのだろうか。 過去の例から考えれば、そうは思えない。合併の発表の際においても試合中に会見 を行うなど、自分勝手な印象はぬぐえない。急に「信義」という言葉を持ち出しても 説得力がない。また、渡辺オーナーは「知らない人が入るわけにはいかないだろう」と 言っている。当然、企業の審査は必要だろうが、すでに知っている人しかだめ、 という理屈は通らないだろう。1リーグ制をふまえて、 放映権料の配分なども視野に入れているようだから、 ここは、ライブドアによる近鉄買収、かつ放映権料の分配、という手をとるのが 選手、ファンにとって一番いいんじゃないだろうか。 オーナー的には最悪なんだろうけど。 この機会にちゃんとトータルで物事を考えないと、 野球が衰退していってしまうと思うんだけど、、。