第2回FDer塾

午後から佛教大学へ。ひそかに初訪問。じつは少し前まで、学部時代にテニスの試合で佛大のコートがある原谷によく行っていたので、原谷にあると思ってました(苦笑)。

第2回FDer塾。今回のテーマは「授業評価・教員評価って何のためにするの?効果的な活用方法って?」。私は司会。原先生@佛大のビデオ講義のあと、大塚先生@京大が個別授業における授業評価アンケートの活用について講演。先生自身が毎回の授業でアンケートをとったデータをもとにして、授業評価アンケートの結果は様々な要因でこまかくは変化するものの、大局的に見れば安定的になること、その結果を踏まえて授業改善の効果を見るデータとして使うことが重要、というお話をされた。

圓月先生@同志社は授業評価アンケートを組織的にどう使うか、ということについてお話された。一体、何を評価するのか?といった問いを提示されたり、授業評価アンケートに固執し過ぎではないか?といったお話で、とても面白かった。確かにその辺があいまい、ということは多い。

休憩をはさんで、河原地先生、森さん@京産大の教員評価のお話。研究業績や教育業績などを入力して点数化。とても進んでいてちょっと驚いた。共産大のような大きな総合大学でこういう取り組みがなされているとは。結果を給与や研究費などには反映していないようだが、今後どうなるのでしょうか。

その後、グループディスカッション。授業評価アンケートの結果の活用について議論する。

世の中、授業評価アンケートと授業改善を短絡的に結び付けすぎる傾向にある。あくまでアンケートはデータであり、それに頼り過ぎてはいけない、ということだと思う。あまりに当たり前のことなのだが、どうもFDという言葉にからまると、「授業評価アンケートを授業改善につなげなければ!」というマインドになってしまうようで。。。バランスが大事。

懇親会、次回の打ち合わせなどして終了。とても充実した会であった。

このブログ記事について

このページは、村上正行が2009年10月 3日 23:55に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「審査する、される」です。

次のブログ記事は「お休み」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

ウェブページ

Powered by Movable Type 4.261