デジタルネイティブとデジタルイミグラント

ゆっくり起きて、ビデオとか見る。

午後から大学へ。うれしい知らせをもらう。学生たちが訪問。いろいろアドバイス?というか、議論する。

この学生には、いろんな本を紹介しているのだが、そのうちの1冊として、デジタルネイティブを紹介した。11月にNHKスペシャルが放送されていたのだが、ようやく今年に入ってからビデオを見て、授業でも紹介した。小さい頃からインターネットなどを使いこなす”デジタルネイティブ”の紹介である。13歳のインド系アメリカ人がSNSで人材を確保、動画共有ソフトで広報を行い、ベンチャービジネスを展開していたり、エイズ問題に取り組むウガンダの青年らがSNSでつながり、若者の国際エイズ会議への参加するための活動を行なったり、と興味深い事例が紹介されている。

日本人としては、はてなの近藤社長も紹介されている。発想はデジタルネイティブと言ってもいいが、彼は私よりちょっと若いだけなので、ちょっと微妙ではあるかな。ただ、その分、共感するところはとても多かった(京大自転車部出身ということもあるし)。

ちなみにデジタルイミグラント(移民)という言葉もあり、デジタルネイティブとどのくらい分かり合えるか、といった問題もあるようだ。

今のような大学にいると、情報共有、情報公開を前提として主張する私みたいなタイプはかなり珍しく感じられるようだが、それどころではない。私自体がすでに焦燥感をもって若い世代を見ている。その辺を上の人にも分かってほしいな、と思う今日この頃である。

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このページは、村上正行が2009年2月 7日 23:55に書いたブログ記事です。

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