2008年6月アーカイブ

トランクをひいて大学へ。タクシーをつかまえたら、たまたま、まだ5台しかないというエスティマだった。快適だったけど、大きくてちょっと落ちつかない(笑)。

院ゼミ。週末あった初年次教育のシンポジウム情報を聞く。ものすごい申し込みがあったらしい。これからどうなっていくのだろう。

昼休みからレポート問題を必死に作り、FD関係打ち合わせ、センター会議、広報関係打ち合わせ。

「情報数学」。フィボナッチ数列、パスカルの三角形、Nクイーン問題。レポート問題を最後に配る。

「映像メディアの制作」。4グループが撮影を終え、編集作業に入る。5分におさまるようにどうまとめていくか、というのがポイントになる。

「まだいるのか」と何人かの先生に言われつつ(笑)、いろいろ準備して、はるかで関空へ。いろいろ忘れてる、、、ということで買い揃える。パスポートと旅券とパソコンさえあれば何とかなるわね。10時を過ぎると関空も閑散としてますね。23時にまずはドバイへ向けて出発。

明日からウィーンへ出張するため、ジュンク堂にて本を物色。勉強の本も読めよ、と思いつつ、長旅なので小説も買い込んだ。地球の歩き方も買った。まだ、まったく情報を仕入れていない、、、。向こうに行けば知り合いはたくさんいるし、なんとかなるだろう、って人まかせ(苦笑)。

たまっていた大学の仕事を一通りこなして、メール書きにいそしむ。たくさん書いたなぁ。。。別のたまっている仕事をこなしていく。査読はもうちょっと。原稿書きは残ってしまった、、、。

さて、FDでは「樹氷」「つばさ」が有名で、立命館と提携してみたり、いろいろ話題の山形大学。その山形大のベストティーチャー新人賞に、研究仲間であり、小中高の先輩でもある杉原さんが選ばれたそうだ。おめでとうございます!うちの大学でも2年ほど非常勤をお願いしていたのですよね。

山形放送のYBCニュースリアルタイムのサイトから、3分ほどのニュース映像(6/27)が見れます。杉原さんの授業の様子が感じられます。恐らく、1週間しか見れなさそうなので、必見ですよ。グループディスカッションなどをうまく取り入れているようで、ちょっと参考にしてみたい。

しかし、「だいじょぶですよね、だいじょぶですよね、だいじょぶですよね」と3回繰り返すのは、私もやりますねぇ(笑)。なんでだろう。

予定のない土曜日。ふぅ。たまっている仕事をさばくために、大学へ。

京都研究プロジェクトの承認作業、夏季FDに関する準備・打ち合わせ、「言語と平和1」の採点、査読。
少しさばけたけど、まだ、原稿書きが残ってるのよね、、、。

夜は「天山の湯」で、サウナ、露天風呂、マッサージ。あまりにかたくて大変だったようだ。3時間くらいやってもらわんとあかんのかも。運動とかストレッチとかしないと、あかんのよね。。。

さて、今週は授業評価アンケートだった。集計結果は7月中旬に返ってくるのだけど、自由記述はすぐに返ってくる。自由記述を見るのは怖いけど、やっぱり興味深いし、楽しみでもある。「情報数学」は50名程度に増えたけど、比較的好評。3回生も受講していて「SPI対策に有効なので、ぜひ3回生向けに」という意見もあった。もちろんSPIの話をしているわけではないが、やはり学生にとっては重要な要因らしい。短大生向けには特化しているが、大学にも必要なのかな、、、ちょっとジレンマ。

予想と反対の結果だったのが、火曜日の授業。「ICTの活用Ⅰ」は、最初ちょっと混乱して失敗したな、と思っていたもののかなりの好評価。ゆるいしばりで、作業時間を確保しているのがいいらしい。やっぱ実習だしねぇ。対して、「資格情報処理Ⅰ」は難しいという声が多くて、満足度も低そう。難易度は変えていないので、受講選択時に学生の意識を確認しておかないといけないな、と思った。そういえば、例年最初に「この授業は難しいですから」と言っていたのだけど、今年は言わなかったような気もする、、、。

あとの授業は、まあまあ。「映像メディアの制作」は自主性にまかせているのがいい、という評価あり、グループをもっと目的に依存した形で決めてほしい、という意見あり。確かに。「情報社会論」は、新しい知識が得られて満足、という意見が多い。ゼミは人数も少ないし、なんか聞きにくいね。でも、みんな満足してくれているようだ。なかなか悪いことは書きにくいだろうけど(笑)。

このような結果をもらうことで、自分の授業を振り返る機会を持つことはいいことだと思う。驕らないように気をつけないとね。

レポートの山を抱える

関大「メディア教育論」2コマ。来週休講なので、基本的に今日が最後。ただ、今週これない人用に補講を11日にやるんだけど、わざわざ2コマせんでも、1コマでよかったな、、、失敗した。

レポートを使ってのグループディスカッション。ICTを活用した授業案、もしくは、美術館・博物館の企画設計。グループによって、盛り上がるところ、盛り上がらないところ、さまざまだが、だいたいみんな頑張っていたようだ。1コマ200名前後いるので、4名グループの作り方がなかなか難しい。同じ科目でまとめるのだが、不真面目な学生はだいたい友達同士座っている。始まってから分かるのだが、もう変えにくい。その辺の対処法ってないのかなぁ。

レポートは面白そうなものもたくさんある。しかし、2コマ分で400か、、、。中間レポートもあるので800。こりゃえらいこっちゃ、、、。

そんなレポートの山を抱えて、大学コンソーシアム京都の21世紀学研究会へ。途中から参加で議論の流れも見えないのに、議長の関谷先生@同志社から振られる。いやいや、無理です(苦笑)。議論を把握したところで終了。その後、篠原先生@明治鍼灸大の慰労会。(多分)6年間代表を務められて、3月で退任ということになった。篠原先生の懐の深い議事進行のおかげで、とてもスムーズに和やかに委員会が進められてきた。本当に感謝である。そんな中、私もすっかり古参になってしまった。4名しかいないときもあったものの、ここ2年は委員も増え、活発に議論も行なわれている。いろんな方とお話できる機会なので、今後も大事にしていきたい。


会議のリレー

「情報社会論」。ニコニコ動画の補足、セカンドライフなどの話。

昼休みからは会議のリレーで6時間。まずは教養教育ゼミ担当者会議。その後、FD分科会打ち合わせ。

広報委員会。業者を交えてのパンフレットに関する意見交換。あまりうまくいかなかった。パンフレット自体はなかなかの出来だったと思うが、やはり、大学としての広報ポリシーを明確にしておく必要はある。そうしないと業者との関係がWin-Winにはならない。広報委員会である程度決めてしまってもいいような気はする。

引き続き、ホームページWG。3回目で基本的なことは煮詰まったと思う。ここでは、基本的に他の委員の方にゆだねていて、技術的なことだけコメントするくらい。

しかし、仕事とはいえ、長かった、、、。ぼちぼち学会の仕事(委員ですね)も徐々に入ってきて、ちょっと首が回らなくなりつつある。誰かにふりたいけど、若い人いないしなぁ。早く若い人入ってくれないかなぁ。

「高等教育研究開発論」。比較教育のドクター院生と私の発表。院生さんがスタンダードな発表だと思ったので、テンポを乱さないためにも後半を選択。この選択は正しかった。自分の発表は、今京大でやっている研究で、今年の3月に人工知能学会ALST研究会でしゃべったネタ。教育の院生が多かったので、つかみに経歴と美濃研全体の研究、それで自分の研究。すっかり漫談。。。まあ、いいか。その後、先生方からいろいろ示唆にとんだアドバイスや質問をいただき、自分にとってはとても参考になった。院生さんがどう思ったか知りたかったので、また聞けたら聞いてみたい。

昼食会、授業準備、雑用。キャンパスでたまたまクラブの後輩に出会う。大変なようだけど、ストレス解消しながら、頑張ってね。

「IT時代の学び」。台湾大とつなぐのは最後。グループプレゼンで、テーマは「20年後のアジア」。台湾大側ではビデオを作成するのが主流で、最初の4グループはビデオベース。まあ、どれもできていた。京大生もSkype経由で参加していたりして面白かった。そして5グループ目。突然、台湾大でシットコムが始まった。まさか台湾大生が寸劇というかコントをやるとは。内容もシュールだった(笑)。最後のグループも最初少し寸劇で、その後独自に作成した架空の新聞「Asia Times」を使って20年後の記事を予想。みんなのポテンシャルの高さを感じざるをえない90分だった。学生ってすごいよなぁ。

「情報科学演習」。C言語4回目。復習や解説を充実して、その後while文などの解説。しゃべりすぎたが、分かりやすくはなったかな?

終了後、今の人環院生の研究室にお邪魔して、美濃研に戻って共用机で後輩たちとトーク。この時間が癒される(笑)。

午前中は、授業準備、小テスト作成。必死。。。

午後から3コマ。まずは「ICTの活用Ⅰ」。ホームページの作成に従事。

間に広報委員会ホームページWG打ち合わせ。今週は多いよねぇ。

「資格情報処理Ⅰ」。2回目小テスト。表計算中心だったが、なかなかのできかな。でも、アンケートは厳しい、、、。

「現代社会研究ゼミⅠ」。「ウェブ進化論」の第4章から終章までで終了。質問がでにくいので、いろいろ論点を提示したりしていたのだが、とある章では学生から論点が提示された。ここで、私と学生でひっかかるところが違うみたいで驚いた。だいたい15歳違うのだけど、これは大きいのかもしれない。梅田さんは55年生まれのビル・ゲイツ、73年生まれのラリー・ペイジ、セルゲイ・ブリン(ちなみに私も73年生まれ)の次は91年生まれだ、みたいなことを書いていたが、もう3回生は87年生まれだもんね。興味や視点が違うのは当たり前かも。まだ知識量がだいぶ違うので圧倒することが出来てしまうのだけど、面白い観点は自分と違うからといって、つぶさないように気をつけないといけないな、と思った。

1週間の始まり

院ゼミ。修論のための質問紙について議論。なかなか難しいが、議論する中から解決の糸口は見えてくる。

午後、広報委員会打ち合わせ。パンフレットについてが中心。

「情報数学」。情報爆発、対数の話。ちょっとうまく出来なかった感じ。その後、魔方陣の話で挽回?

「映像メディアの制作」。まあ、もはや投げっぱなし。みんな自主的にやっているようで、なにより。

仕事をさばけば、また新しい仕事が、、、。そんなもんですね。

昼から京大総人・人環同窓会に参加。前半はフォーラムで、学生が中心となった企画。学生アンケートの結果紹介、学生生活のドキュメンタリーのビデオを見た後、学部生や新社会人がいろいろな意見を述べて、フロア全体のディスカッション。議論の論点は定まらなかった面はあるが、学生のフレッシュな意見が初々しく感じられ、とてもよかった。15年前も今も、本質的には変わらないのだな、ということも確認できた。

その後、総会があって、懇親会。研究科長に声をかけていただいたり、同級生や学生たちと話をしたりで、楽しいひと時だった。

ディスカッションのところで、「大学では、学生は教員をあてにしてはいけない」とコメントした。自分への戒めでもあり、問いでもあるが、大学側がいろいろ準備することによって、学生はスムーズに学生生活を送ることが出来る。ただ、準備しすぎることによって、学生の別の能力を修得する機会を奪っていることにもなる。

パネリストの学生が、就職や教務的な支援について「大学に制度的にやってほしいこともある反面、自分でやるべきだと思うこともあり、プライドもあるから、そこはジレンマだ」といったような趣旨のことを発言していた(おぼろげなので、間違っていたらごめんなさい)。多分、そのジレンマを感じること自体が重要なんだろうと思う。大学時代に生じる問題については、解決方法はたくさんあるし、解は1つではないと思うが、自分なりに解決する能力は間違いなく必要だ。そんなにうまくいかないけどね。

そういう意味でも、無駄な時間も必要。人生そんなに順調にいくわけがない。学生時代の無駄な時間は、あとで価値が出てくる。だいたい、大学が準備して無駄なく大学生活をしたとして、社会に出て目の前に現れた問題に対応できるだろうか。

と、ここまで書いてきたものの、大学教員として、またジレンマを感じる。準備しないと学生ができない、それをほっておいていいのか、という問題だ。こちらでいろいろ準備して学生が出来るようになって、それをいかして、学生が主体的に出来るようになる、というストーリーを考える。ただ、バランスは難しい。偏差値だけでもなく、大学によっても、いや同じ大学の中でも、学生気質はいろいろある。眼前にある課題は大きい。

あ、でも上で「ジレンマを感じること自体が重要」って書いたな(苦笑)。じゃあ、今の自分もOKってことかも。そう思うことにしよう、そうしよう(笑)。

日本教育工学会第24回全国大会が10月11日(土)~13日(月)に上越教育大学で行なわれます。

それで、まず第一弾として、課題研究の発表申し込み〆切が6月26日(木)17:00となっています。ぜひ多くの発表をよろしくお願いします。

また、ワカモノ飲み会も幹事のみなさまによって、準備が進んでいます。
参加される予定の方は「高田」近辺に宿をとってくださいませ。
また、決まり次第、この日記にも掲載する予定です。

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日本教育工学会第24回全国大会が,2008年10月11日(土)~13日(月)に,上越教育大学において開催されます。

課題研究発表については,発表希望者に事前にプロポーザルを提出していただき,その内容等を踏まえて,大会企画委員会が発表の可否を決定することになっております。

プロポーザルの提出締め切りは,6月26日(木)17:00です。
発表を希望なさる方は,JSETホームページの該当部分(https://www.jset.gr.jp/conference24/proposal/app_s.php)から,プロポーザルをご提出ください。
課題研究発表への会員の積極的な参加を期待しております。

なお,課題研究には,次の6セッションが設けられています。
http://www.jset.gr.jp/taikai24/session/session_03.php

■K-1 つながりメディアの教育利用
       -モバイル,ユビキタス,ロボットアバタ,SNS等-
■K-2 教育工学分野における新しい技術を活用した
       システム開発の展開
■K-3 ICTを活用した教育システムをどのように評価するのか
■K-4 初等中等教育におけるICT活用のデザイン・実践・評価
■K-5 情報教育研究・実践の方向性-教育課程の改訂を受けて-
■K-6 新しい時代に対応する学力,それを育む授業・カリキュラム


朝、最後の授業準備をして、関大「メディア教育論」2コマ。ケータイの話。

 

藤川大祐「ケータイ世界の子どもたち」と、下田博次「学校裏サイト」の2冊を参考にしながら話をした。

最初は、内閣府の「第5回情報化社会と青少年に関する意識調査」を参照しながら、女子高生の携帯利用時間が124分、などのデータを紹介していく。

その後、モバゲータウンやプロフ(前略プロフィール)の話、問題点などについて解説、学校裏サイトについても紹介、解説を行い、どのように対策をしていくべきか、といった点について概説した。

この授業のために、プロフや学校裏サイトをあちこち見てまわったが、ほんとにすごいな、と思った。こういった問題に対応するためには、知っておかないといけない。しかし、こういった動きを把握するだけでもエネルギーが必要だ。しかも、裏サイトなんかだと、自分が書かれている可能性もある。藤川先生は著書の中で「スルー力が大事」ということを書かれていた。確かにそうだが、それを身につけるのも大変そうだ。闇雲にやめさせようとしても逆効果なところもあるし、生徒の立場に近づきつつ、問題点を理解してもらうようにしていかないといけない。

話しながらも、どうしたらいいのだろうな、と思ってしまった。院生時代、塾で働いていたので中学生と交流があったが、大学勤めて7年目、対象も高等教育なので、なかなか知る機会がない。授業する機会にいろいろ調べないといけないな、と思う。

今見ると、ちょうど稲垣君@東北学院大学のブログに、情報モラル研修の際の参考リンクがあった。授業前に見ておけばよかった、、、。

「情報社会論」。テロップの話、ニコニコ動画など。ただ、タイミング悪く、ニコニコ動画がメンテナンス中だったので、話だけ。初音ミクの話も少し。ポケモンショックの話をしたのだが、ちょうど見ていた、という学生が多かった。もう10年前だもんね。

昼休み、教養教育会議。大学教育学会での発表報告をした。あとは「言語と平和Ⅰ」の進捗など。「言語と平和Ⅱ」の準備もせなあかん、、、。

教授会2つ。とりあえずノーコメント(笑)。

教員の懇親会である昭和会へ。あいかわらずいいところに行ったら落ち着かない。文化資本は上がらないねぇ。2次会ではすっかり話し込んで、深夜になってしまった。両方、楽しく過ごせてよかった。

大阪

京大デーだが、創立記念日で授業がなく、大阪で用事を。また書くことがあるかもしれない。

夕方に帰ってきて、少し授業の準備など。

予定一杯

午前中、京大にてMMOB研究会。いろいろ研究ネタを考える、、、はずが、なかなか煮詰まらない。ちょっと考えないとね。

昼、外大へ移動。「ICTの活用Ⅰ」。スタイルシートについて少し説明して、質問対応。いけてるかな。

夏季FDに関する準備、国際会議の航空券を受け取る。ぼちぼち準備しないと。

「資格情報処理Ⅰ」。インターネットと表計算でつみ残ったif文。まあ、ぼちぼち。

「現代社会研究ゼミⅠ」。今日から購読2周目。「次世代Web」2回目。内容的に、議論の論点を与えた方がいいのかも。6限なのをいいことに、毎回2時間ほどやっているのだけど、みんながんばっている。

夜はそのまま大阪に。まあ予定一杯の1日だった。

院ゼミ。投稿論文計画。考察部分をどうまとめるか、他の研究者の役に立つように考える必要がある。分析部分がちょっとしんどいかもしれないので、そこの部分がより重要になりそう。

センター会議、打ち合わせ。梶川先生に先週の委員会報告。お互いの情報をすりあわせると理解できることもあったり、多かったり、ラジバンダリ。

「情報数学」。数学的帰納法。ちょっとしんどい(苦笑)。それにからめて、「抜き打ちテストのパラドクス」「人食いワニのパラドクス」を紹介。紹介する方もややこしい。みんなはもっとややこしかったろう。ややこしやー、ややこしや。

「映像メディアの制作」。なんとなく順調な感じ。私はなにもしていない。ある意味、これがいい状態なのかも。

研究室にていろいろ打ち合わせ。いろいろ大変だ。

なんとなくお笑いネタを埋め込んでみる。ちょっと思いついただけで、深い意味はナーイツ。けど、逃避したいのかも(笑)。まあ、ある研究仲間達とのメールのやりとりでは、こういったことは日常的ですけどねぇ。


昼から免許更新。手続きやらなんやらで1時間、講習で2時間。行くのにも1時間弱かかるので、1日仕事ですな、、、。2時間講習を聞いて、学生の気分を味わう。

さて、今月は新聞などで初年次教育に関する話題がてんこ盛りだった。まず、6月3日に朝日新聞と読売新聞に掲載されたものが口火を切る。「初年次教育で、やる気」(朝日新聞 '08/6/3)、「教育ルネサンス 学生を育てる(1)意欲引き出す 授業や行事」(読売新聞 '08/6/3)。関西国際大学での取組である。入学式での歓迎の儀式を始めとした大学への帰属意識を高める仕掛け、ノートのとり方や文献の読み方、レポートの書き方などの学習技術を教えることによって大学での学びへと導く取組など全学的に取り組んでいる。

そして、「教育ルネサンス 学生を育てる(3)日本語鍛え 学ぶ姿勢」(読売新聞 '08/6/3)。今年1月に見学に行った京都精華大学の「日本語リテラシー」の取組である。

教員4人と助手10人でチームを編成し、徹底的に指導をするため、課題作文を書かせて習熟度別クラスに分ける。漫画や映画も教材に、課題に沿って何を書きたいかをメモさせる。それを元にした討論や教員との面談、添削指導も経て、1学期に1000~2000字の課題作文五つを完成させる。

といった形で、なるべく少人数で指導する体制を作りつつ、基本的な文章能力を身につけさせることを目指している。関西国際大も京都精華大も、関係作り、アイデンティティ作りに力点を置いていることが分かる。これはほとんどの大学において、1つのポイントになるだろう。「○○大生でよかった」と思ってもらえることが、大学での学業においても、卒業後においても重要になると思われるからだ。

関西国際大学の場合は全学的に取り組んでいる点、京都精華大学の場合は文章作成指導のノウハウなどが特に参考になる。当たり前のことであるが、各大学がお互いの取組を参考にしながらも、自分の大学にあった初年次教育を設計、実践していく必要がある。うち大学では、いま文章作成能力、論理的な思考をどうやったら学生に身につけさせることができるかを、教養教育の教員で考えているところ。

6月29日に朝日新聞社主催で「シンポジウム 大学教育を考える―初年次教育を学士力にどうつなげるか」が開催されます。残念ながらちょっと行けないのだが、興味のある方、ぜひご参加下さい。

久々休み

3週間ぶりの休みだ。しかも、土日とも休みだ。すばらしい。

というわけで、たまっているビデオを見たり、だらだらテレビを見たりする。お笑い三昧。「レッドカーペット」とか「イロモネア」とか、東京芸人の大阪体感ツアーという特番とか。そりゃ、文化資本あがらんわ(苦笑)。

それで、論文の校正と、これまでも少しずつ進めていた査読を3本終了させる。って結局仕事やね(苦笑)。でも、新しい査読が3本降ってきているので、まだまだ抜けられないらしい。

新聞記事もたくさん出ているので、初年次教育とかについて書こうと思ったけど、しんどいからまた今度。

日傘は黒なのね

実家でいろいろ用事をすませて、関大へ。

昼頃にキャンパスに着いて校舎に向かって歩いていると、黒い傘を差している女子学生が目立つ。今日はいい天気で暑い。日傘は白、と思い込んでいたが、調べてみると最近は黒の方が主流らしい。それで、黒なのね、とタイトルには書いたものの、さらにいろんな色があるらしい。UVカットされるかどうかか問題で、その辺の改善が重ねられているそうだ。すごいなー。縁遠いのでちょっと驚いてしまった。うちの大学内ではそんなに見かけないが、キャンパスがせまいからやね、多分。

「メディア教育論」2コマ。NintendoDSの活用、授業評価アンケートの結果解説、情報モラル。関大も今年から授業評価アンケートをWebで実施している。実は学生にも連絡し忘れたし、他大学の状況を鑑みても回答数は少ないと思っていたが、25%の回答率。周知していたらもう少しあがったかも。その結果と去年の結果を用いて、平均点と自由記述の内容について講評する。教職の授業だけに、学生にも評価する、されることの意味をよく理解してほしいと思う。

「情報社会論」。e-Learningの話。OCWとかiTunesUとかいろいろ見せながらお話。

メディアセンターで梶川先生とランチョンミーティング。委員会の話や今後の予定など。

FD特別委員会。3時間強かかった、長かった。夏季宿泊FDについてスケジュールを決めていく。まあ、何とか形にはなったか。委員の先生方に結構投げることになったので、その点は申し訳ないが、諦めてもらおう(苦笑)。情報共有しながらお互いサポートやね。まあ、いろいろややこしいことがあるし、思うところはあるけれど、やるからには実のあるようにやりたいと思う。教員は基本的に必修で参加だから、無駄にはしたくない。でも、変えるべきところは分かっているのだけど、そこにはなかなか踏み込めないところが苦しいところ、、、。

授業準備して、実家に帰る。大荷物になってしまった。銭湯行って心なごませる。

京大デー。「高等教育開発論研究」。酒井さんが、先月の訪米報告をされる。カーネギー財団やSoTLの取組などについて紹介。その後、議論。私はテクノロジーに関する質問を。どうも最近ちょっとずれた質問をしているような気もするけど、、、まあ、いいか。高等教育センターの先生方の議論を聞いていて考えることが多い。

昼食会、授業準備。「IT時代の学び」。予定の方がこられなくなったため、石田研の院生さんが「言語グリッド」の紹介をしてくれる。「言語グリッド」の取組は何度か聞いているが、ほんとうに興味深い。利用価値も高そう。

「情報科学演習」。for文とif文。ちょっと解説が少なかったようで、どたばた。ただ、おおむね理解してもらえているようだ。

仕事がすこし落ち着いたこともあるが、先日の学会や午前中のゼミでの議論などを受け、最近自分がどうあるべきか、どうしていくべきか、ということを最近よく考える。研究者としても対象の範囲が広くなり、大学の仕事をしていくと教員という役割ではない仕事も多くなって、より範囲が広がってしまい、自分の位置を定め切れてないような気がする。問い直しの時期かもしれない。今年はいろんな意味でターニングポイントになりそうだ。


初ゼミコンパ

午前中はメール処理、事務処理。今年度の出張報告書と来月頭の国際会議の出張の手続きを終わらせる。

午後「ICTの活用Ⅰ」。画像の扱いなどを少し。ようやく落ち着いてきた感じ。

「資格情報処理Ⅰ」。表計算の関数。なぜかえらい時間をとってしまう。平方根が^(1/2)という説明などを交えてしまったからかも。IF文を積み残して、ネットワークの基礎を話して終了。

ゼミコンパ。村上ゼミ1期生の3回生15名が集まる。一応、新歓コンパか。こうやって集まって飲むと、みんな若いね、、、。学生と話をしたり、みんなが話しているのを眺めたりして過ごす。まあ、圧倒されました(笑)。これからもこの調子で仲良く勉強頑張ってほしいものです。

いやー、なかなか落ち着いて書けないね。書きたいことはいっぱいあるのになぁ。

週末は大学教育学会に参加。目白大学へ。

初日のラウンドテーブルは、「FDネットワークの可能性をさぐる」に参加。いろいろ考えるところがあった。また、後日まとめたい。なにはともあれ、小田先生@山形大のパワーに圧倒された。午後のシンポジウムはいまいち。夜は飲み会、2次会、飲みまくり(笑)。

2日目は個人発表。「論理的な思考力の修得を目指した導入教育の授業設計・評価」という題目で京都外大の導入教育「言語と平和」の実践について報告。いろいろな質問をいただき、なかなかよかった。その後、いろんな発表を聞きまわる。

午後のシンポジウムでは、優秀な職員が多いなぁ、ということを再認識した。ただ、「大学における「教育力」を考える―教員と職員のコラボレーションの視点から」というのに、発表者に私立大学の職員ばかり4名集めてしまったこともあり、教員と職員のコラボレーションの視点も弱かったし、その後の議論でもその観点はでてこなかったので、企画としてはちょっと残念。質問にあったのに、国立大の話も出来なかったしね。そんな中、指定討論者の安岡先生@立命館のシャープさがかなり目立った。さすがだ。

今日は院ゼミで学会を振り返り、センター会議で今後の教室のことについて提案し、「情報数学」では組み合わせと確率。「映像メディアの制作」では、みんな撮影に取りかかりつつある。なかなかよい。

徐々に仕事もさばけてきたので、この辺で復活、エンジン全開といきたいところ。がんばろー。

昨日の英語の授業が終わり、少し一段落。体調はほぼ戻った。6月に入ってもいろいろ仕事はあるけれど、なんとかさばいて、研究のこともやっていきたいなぁ。

「情報社会論」。ドラマ、マンガの話からテレビのビジネスモデル、YouTubeの話。ヤングサンデーも休刊らしい。授業後のコメントを見ても、週刊のマンガは自分の好きな作品だけ立ち読みするものらしい。そして、読みたいのは単行本で買う。週刊で広くマンガを読むスタイルから、自分の興味ありそうなやつだけ単行本で読むスタイルはかなり強固なもののようだ。マンガを売る方も大変だなぁ。

センターで昼食、広報委員会ホームページWG。管理運用の問題とかSEO対策とか。改善できるところはどんどん改善して、少し時間がかかるところは委員会で議論しつつ、改善できるようにメドをつけていきたいところ。なかなかいい感じ。

「言語と平和Ⅰ」の採点、書類の整理。とりあえず整理BOXに仕分けした。ファイリングが苦手なので、ここをどうするかだな、、、。

帰宅後、明日の授業準備。週末の学会で報告する資料はまだだな、、、。明日かぁ。

「高等教育研究開発論」。石川さん、河崎さんの発表。石川さんは「韓国の飛び級制度」について、河崎さんは「算数授業における誤答提示の効果」について。ふむふむ、と思いつつ聞き、いろいろ質問もできた。またいろいろ教えてもらおう。

美濃研へ。昼食会、授業準備。

台湾との遠隔講義「IT時代の学び」。今日は私が授業。OCWについて少し話して、SNS(概要と世界のSNS、大学におけるSNS)の話をすることにした。英語で90分がっつり授業するのは初めてで、資料はなんとか作ったものの、やはりしゃべり始めると、あまりにたどたどしい。動詞がでてこないのよね、、、日本語はいっぱい出てきてしまうんだけど。とはいえ、いつもの授業スタイルで進めていく。Webやビデオはいつもより多めにふんだんに準備したので、それに頼りつつ、なんとか授業を終了する。

かなり聞きにくかったと思うが、資料を配布していたことや、なじみやすい話題だったからか、質問や議論を促す疑問がたくさん出てよかった。きっと学生も「助けてあげねば」と思ったに違いない(苦笑)。喜多先生やYueh先生にもがしがしフォローをしていただいた。

ほんとに英語できちんと講義できるようなスキルを身につけないといけない。先生方はみんな普通にできる。これを乗り越えないといけない。仕事の忙しさを言い訳にしてられないので、期限を決めてがんばりたい。

「情報科学演習」。C言語2回目。プログラムの基礎。どうもLinuxの調子が悪い、、、。とはいえ、みんな頑張って取り組んでいる。さすが。

研究室で少し凹んで、家に帰ってから、焼肉を食べに行く。ささやかな一段落感を味わう。

 

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