堀川高校「探究基礎研究発表会」に

昨日、お誘いいただいたので、堀川高校『探究基礎研究発表会』に参加。前から気になっていたのだが、なかなか参加できず初参加。朝9時過ぎから、ものすごい人だ。報道関係者もちらほら。

会場には、100以上のポスターが貼られている。壮観だ。学会と見間違うくらいといっても言い過ぎでなかろう。これを3分割してだいたい30件強ずつ、50分間ポスター発表する。会場は人の多さと熱気で蒸し暑く、酸素が薄いような気もした(笑)。

人文、国際、物理、化学、生物、地学、数学、情報の分野があり、私の範疇になる情報や情報、あとは理科系を主として聞いてみた。大学の卒論レベルと言ってもいいようなものも散見された。理科は理学部的なので、レベルがよく分からないが、自分で実験、調査しているものは興味深いし、感心する。

大学の卒論とかだと、どうしてもできそうな範囲を設定して指導することが多いが、実際それでは面白みは半減する。高校1、2年の1年半でやるわけだし、少々無理でも、テーマ設定の面白さが鍵になるかと思う。オジギソウのおじぎする閾値や”3秒ルール”はほんとうか、といったことを調べているのが面白かった。少々、論理が飛躍していたり、考察がとんでもないものもあったが、テーマを考えたり、その中でいろいろ考えたりすることが重要だろう。

しかし、これだけのことを指導するのはとても大変だと思う。教員の指導に感服する。情報ゼミ担当の藤岡さんもビデオをまわしながら、会場を回っておられた。また、口頭発表会場で地学ゼミ担当の飯澤にも久々に会った。少ししか話せなかったが、あいかわらずものすごくアクティブなようだ。こういった教員に支えられている、という環境がすばらしいことは、生徒たちは高校卒業するまで気がつかないかもしれない。こういう実践を見るにつけ、”大学での学び”とは何か?を我々大学人も考えないといけないとも思う。

午後以降は、家でダウン。いろいろ問題も起こっている。乗り切れるだろうか、、、。

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このページは、村上正行が2007年9月15日 23:55に書いたブログ記事です。

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