とうとう、大学の行事が本格的にスタートだ。9月はほんとうに休みがないので、8月がもう1回あってほしい(しつこい、、、)。
ということで、研修会の準備、教授会2つ。
「言語と平和」研修会。まず、岡部先生に再履修クラスの実践報告をしてもらう。大変ではあったものの、こまめなフォローと20名という少人数が功を奏した、とのこと。真摯な実践に感服するとともに、20名程度のクラスにしたいようなぁ、でも無理だよなぁ、と葛藤する。その後、私が今年度のワークブックの説明。
休憩の後、関大文学部の中澤先生にご講演していただく。中澤先生は関大文学部で行っている導入教育、「知のナヴィゲータ」の責任者であり、テキストも
、「知のナヴィゲータ」として編集されている。
関大文学部では、改組に伴い、専攻の入門講義と導入ゼミ、そしてスタディ・スキルズの導入ゼミと3つの1回生向け授業を開講しているそうだ。やはり、どの大学も導入教育を組み入れるには、組織やカリキュラム改編とのセットになっているらしい。
「知のナヴィゲータ」は、必修ではないそうだが、8割以上の学生が受講したいと思っており、人気科目らしい。ただ、担当教員の不足などの問題があるとのこと。うちの大学では必修にしているため、受講者数が多いとか授業のある程度の画一化、といった別の問題がある。結局のところ、出発点が違っても、同じ形態に向かって改善していく、ということになりそうだ。ただ、改善に向けては政治的な力も必要となり、なかなか難しいけど。関大文学部と京都外大は、学生数、教員数がほぼ同じ規模で、学部の気質も似ていることもあって、ほんとうに参考になった。
終了後、完成したてのアフレ西院にて懇親会。中澤先生とは面識も無く、突然のお願いだったにもかかわらず、快くお引き受けいただいて、感謝しています。
よい先生を呼んで戴いて、とても感謝しています。
お話がとても丁寧で、参考になる点が幾つもありました。
私が質問したディベイトの件、仮に導入教育という枠組では困難であるとしても、少なくとも教養教育の授業の中に何らかの仕方で組織的に取り入れたいと考えています。
学生達も、卒業後には益々厳しさを増す競争社会の中に放り出される訳で、そうした中で「生き残る」(奇しくも僕達の課題と一緒ですね 笑)術を彼等に教えていかないと、彼等を不幸にしてしまうのではないか、と懼れます。まあ、競争力のある人材を輩出しないと、我々の方も「生き残れなく」なる、という事なのでしょう。世知辛くて厭ですけど、仕方ありませんね。
ディベートは、何かしら導入したいですね。ただ、私、ちゃんとやったこともないですので、先生方にいろいろ教えてもらいたいです。やはり政治経済系がよくやるんでしょうかね。
経済系の先生たちで、大学ゼミ対抗ディベート大会をやっておられるのは知ってます。準備はかなり大変なようですが、効果的なようです。
学内ゼミ対抗とか、どこかの外大との対抗とか、なんかそういうのもできると面白いのですが。