以前も宣伝しましたが、平成18年度特色GPに採択された「ティ-ムティ-チングによる二言語同時学習」のフォーラムに参加。この取り組みは、英語ともう1言語を2人の教員がティームティーチングで授業を行うもので、現在は英仏、英独、英西、英中、英葡、英西と6つの授業が行われている。
代表者である小野先生による取組説明、実践報告として舟杉先生(フランス語)、羽根田先生(ドイツ語)、立岩先生(スペイン語)、岡本先生(中国語)が発表された。2つの言語や2つの文化を比較しながら学ぶことができるわけで、うちの学生にとってはとても興味深いだろう。話を聞いていつも思うが、言語ってめちゃめちゃ奥深いなぁ。でも、あんまり分からないんだけどね(苦笑)。
ただ、この授業の最大のポイントは、先生が楽しんでいることだと思う。しかも、学ぶ視線をもって。これは異なる専門(でも言語に関わるところは共通)をもつ2人の教員で授業をすることによるメリットだ。学生は、教員同士のやり取りを見て、「先生は心から知りたいと思っているんだ」ということを体感することで、モチベーションが高まるだろう。これはデザインの妙でもあると思う。
その後、2名の先生による講演。原田先生@早稲田大の講演では、情報教育や導入教育と、語学教育との組み合わせを中心に、さまざまな教育実践の試みについて紹介された。これは、私にとって自分の取組と大学での立ち位置を整理する上でとても参考になった。吉田先生@大教大の講演では、「語学教育とeラーニング」に、iPodなどの活用についてお話された。これは、私の範囲内になるが、出席されていたうちの大学の先生にとっては驚きも大きかったようだ。
フォーラムの運営では、院生、学生もしっかり働いていた。こちらも感心した。2日前の研修会といい、このフォーラムといい、京都外大なかなかやるじゃないか、と思う今日この頃である(手前味噌だけどねぇ(笑))。