「東大の授業をpodcastで公開」で考える

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担当授業はないが、授業1週目ということで大学に。パスワード忘れはやはり多いとのこと。なんとかならないものだろうか。5限の「情リテⅢ」はそこそこの人数だったとのこと。2限のほうが多いのかぁ。予想はできないね。

〆切が多い。明日が査読、来週が論文、申請書2つ、学会発表原稿、月末に国際会議の発表原稿。整理して1つずつこなしていかないと、なんのこっちゃ分からなくなる。

朝日新聞の朝刊に「東大の授業、手のひらに iPodに無料配信」(朝日新聞 '06/4/12)が載っていた。中原君のblogにも書かれています。東大のOCWこちらのページに載ってますね。

これを「東大だからなー」と思いがちですが、そうではありません。東大やる、というところがすごいと思うのです。研究成果として東大の先生が発表した、というようなものなら、「東大だからなー」と言えます。しかし、あれだけの大きな、しかも伝統のある大学で、教育に関するこのようなプロジェクトを大学として広報できる体制になっているということがすごいと思うのです。小回りはきかないですからね。

podcastの教育利用は、おそらく多くの研究者が考えていると思います。私もその1人ですし、個人として実践している人は増えているでしょう。しかし、大学としてやっているところはまだあまりありません。有名なのは、高知大学のラジオ公開講座ですね。あと、愛媛大学も紹介ビデオをpodcastで提供しているようです。

うちの大学もそうなのですが、中小規模の大学こそ、小回りをいかしてスピーディーにこのような広報を行っていくべきだと思います。”大学あげて”やりやすいはずだと思うのです。そのためには、組織の見直し、といったFD、SDの必要もあります。また、新聞やテレビなどのメディアとの関わりも重要だなぁ、とも思います。いろいろ考えさせられる出来事でした。

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図体の大きな大学が素早く動けるという事態は、偏に、危機意識が(全員にとは言わないまでも)共有されているという所に、それを可能にしている最大の根拠がある、と考えます。
図体の小さな大学であっても動きが鈍いとすれば・・・

我々が為すべき最初の事は、問題意識の共有にある、と私は思います。でも、それがナカナカ・・・

問題意識の共有、ほんとに重要ですね。同じ方向を向いていないと、だめですもんね。

組織を変えるときには、まずは1人の意識変革から、ということを体感してきました。少しでも、いい影響になればなぁ、と思ってます。

予想以上に、うちの大学の教職員の方々にも、この日記を読んでいただいてるようなので、コメントしていただければうれしいです。

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このページは、村上正行が2006年4月12日 23:55に書いたブログ記事です。

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