午前に教務部によって、夕方までデータ解析。ただ、あまり使えない結果しかでなかった。残念。仮説はよかったんだけど、そうは甘くないということらしい。来週のラウンドテーブルの発表準備がまだ途中。やばい。
朝日新聞に、「都道府県立高、授業料減免11人に1人 文科省調査」という記事があった。大阪が特に多いらしい。また、分裂にっぽん[子どもたちの足元から(中)]では、塾通いの子どもを持つ親の苦悩が載っていた。中・高と私立に行くと公立の2.3倍費用がかかるらしい。
私は高校時代は授業料の減免は受けなかったが、大学時代は幸いにも多くの期間、授業料を免除してもらっていた。学校は公立、予備校は特待生で入れるところ、という制約があったのだが、この授業料免除のおかげでなんとか大学院まで進学することができ、今の自分があると言える。特に院生時代は、修士の時は院試の成績が悪くて奨学金を借りれなかったため、アルバイトでは生活費と研究費を稼ぐので精一杯だったし、本当に助かった。
その分、苦労している子どもたちの役に立ちたいと思うが、なかなか何もできないが歯がゆいのが正直なところだ。今の時代、経済的な問題で進学をあきらめたりする場合も多い。貸与の奨学金を増やすなどして支援してほしいと思う。また、公立の学校の信頼が高まることを心から願う。格差社会というけれど、頑張ろうとしている人たちの支援はしっかりやってほしい。
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