大学教育学会2日目

大学教育学会2日目。午前は個人発表で、最初は授業評価の発表を2つ聞く。授業評価委員として参考になった。その後、eラーニング部会へ。向後先生@早稲田大の発表がとても興味深かった。「自己決定をしなさい(と教員が決定する)」というパラドックスは「そうだよなぁ」と思わずつぶやいた。高等教育の難しいところである。eラーニングは成人教育に利用することが多くなると思われるが、成人の学習に関する特性を考慮しておくことはとても重要。自己決定性を考慮してデザインする時には、1コマのデザイン、コース(15コマ)のデザイン、(複数コースからの)カリキュラム選択のデザインの3つのレベルがあって、それぞれについて考えていく必要があるということなんだろうな、と認識させてもらった。

京大内のローソン(2回目だ)で弁当を買って、控え室で松下先生、杉原さん、岩崎さんらと昼食をとりながら部会の振り返り。こういうのがすぐできるというのは学会ならでは。

午後は「大学教育改革と大学教育学会」というシンポジウム。学会の歴史を振り返りつつ大学改革という話を位置づける、といった内容だったので、初参加の若手教員としてはちょっと難しかった。ただ、この学会はいろんな分野の教員が試行錯誤しながら大学教育(教養教育かな?)を改善していこうという学会であるという認識をすることができた。2日間いろいろ勉強になりました。

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このページは、村上正行が2005年6月12日 23:55に書いたブログ記事です。

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