2005年3月アーカイブ

2004年度を振り返る

在校生オリエンテーション。今年は3回生の担任。全体会での挨拶後、クラスに分かれて簡単に事務手続きなどのする。キャンパスは学生であふれ、日常が返ってきた、といえる。

科研の報告書を書いた後、カリキュラム小委員会。3時間の長丁場になったが、最初に具体的な案を提示していただいたので、非常に身のある話ができたように感じた。個人的には、基本的に賛成できる案であったし、細かい調整を行ってこのまま進んでいくといいと思う。

今日で2004年度が終了。振り返ってみると、今年はちょっといまいちな1年だった気がする。来年度の目標も加えて、個別に反省。来年度はがんばるぞ。

・論文 40点
博士論文、結局自分の予定より半年近く遅れ、いろんな意味でぎりぎりセーフ。来年度にもやること残ったので、しっかり修正したい。

・マルチリンガルCALL 70点
昨年度の授業のデータを分析したもので、寺嶋君のショートレターが採録され、日韓メディア研究会や教育工学会の課題研究でも報告した。そういう意味では順調に来たが、その後の研究として壁にぶつかっているともいえる。来年はこの壁を打破したいところ。

・京都研究プロジェクト 65点
現代GPの面接に行くという、なかなかできない経験ができた。しかし、突然降ってきた話だったので、秋学期はどたばたしながらデータベースやTAといった学習環境を整えていったところでとどまっている。来年度は研究につなげていきたい。

・KNV(京大-鳴門教育大遠隔ゼミ) 60点
まだ学会発表どまりだが、2年やり少し見えてきた。来年度はある程度授業の中心にもならないといけないし、研究としてもしっかりと決着をつけたい。

・教育 70点
3年目となり、いろんな意味で慣れがでてきている。授業評価の結果をふまえて、もう一度全体的に見直していきたい。来年度は新規科目もあるので、いろいろ試してもみたい。

・メディアセンター業務 65点
メールシステムの刷新は完了。SEにも来ていただき、サービス面ではかなり落ち着いたと思う。広報活動にはまだ問題が残る。自分のほかの仕事があったこともあり、あまり貢献できなかった。新しい試みを少しずつ行っていって貢献したいと思う。

・学内業務 80点
授業評価小委員会、GP関係、委員会にフル回転ではあった。来年度はカリキュラム改革の議論もあり、まだいろいろ大変そう。。。

2007年に大学全入時代を迎えるといわれるが、大学の倒産に備える記事が出ていた。大学の倒産は避けられないものとして時は進んでいると感じさせられる。

「大学破綻に備え『学生転学支援プログラム』」(朝日新聞 '05 3/30)。

また、ペイオフに向けて私立大学も対策を取っているとのこと。学生が来て大学が大丈夫としても、銀行が破綻したら困りますからね。とにかく危機意識を持って対策していかないといけない時代ということなんだろうか。

「私大もペイオフ対策 NPO調査、過半数が決済用預金」(朝日新聞 '05 3/27)。

シラバス、ポータル

京大の全学共通科目の非常勤を担当するので、全学共通の手引きをもらった。何年ぶりだろうか。いろんな科目があって、懐かしい思いで眺める。来年度は3大学4コマの非常勤に行くことになったが、それぞれシラバスや出講手帳などを見てみると特徴があって面白い。どこの大学もポータルサイトを構築し、Webでシラバスを登録、閲覧し、履修登録ができるようになってきている。京大も来年度の後期から履修登録までやるらしい。開発が大変であるようなことが同封されていた共通教育通信に書いてあった。そうでしょうね、、、。

サッカー、薄氷の?勝利。ジーコってすごいのかも。

とりあえず

結構寒い。めずらしく叡山電車が遅れていて、駅員さんがどたばたしていた。

京大へ行って、博士論文の審査請求の事務手続きを行う。予備審査でいろいろな指摘を受け、まだまだ不十分なところがあるが、とりあえず認めていただいた。これからしっかり修正するように頑張らないといけない。その後、美濃研のみなさんとむつで昼食。

教科書のプロット書き。打ち合わせが1週間のびたのが幸いして、ちょっと落ち着いて書ける。ゆっくりしすぎてはいけないが。。。とりあえず、ポイントだけまとめていけばいいのかな、と考える。

少人数教育研究会

D論審査請求の準備。製本機マスターになる(苦笑)。背表紙にも2回目以降にはきれいにタイトルを入れることができるようになった。こういう細かいことは得意なんよねー、、、。

夕方から少人数教育研究会主催の講演会。桜美林大学の高橋真義先生による、SHINGI式、今後の大学の動向についてのお話。SHINGI式とは、グループ内で発表者、司会、タイムキーパ、評価者などの役割を決め、発表者によるプレゼンが3分、他者評価2分、振り返り5分(司会者によるマネジメント)の合計10分を役割を変更しながら行うグループディスカッションの方法である。詳細は高橋先生のホームページ(http://shingi-takahashi.com/)をご参照下さい。自己の達成感をうまく引き出すことがポイントのようだ。

授業にはできる限り学生による自己評価、他者評価を取り入れるようにしている。これによって評価される意識を持ってほしい、ということが狙いにある。これがうまくいくためには表現技法が必要なわけで、その訓練にはこのような導入教育が重要になる、ということを再認識した。

家で終日作業。今日はぼちぼち進んだ感じ。

夜は連子鯛が半額だったので購入し、塩焼きに挑戦。これが購入時。

tai1.jpg

うろこをとったり、えらや内臓とったり。悪戦苦闘。魚を調理するのは大変。。。その後、グリルで20分焼く。完成したのがこちら。

tai2.jpg

見た目はちょっと微妙?ですが、なかなかおいしくできました。うむ。魚の調理も時々練習して、さばけるようになるとかっこいいなぁ。

土曜日だけど

早速の土曜日であったが、あまりはかどらなかった、、、。むむむ。

野球開幕。関西では中継がなかったのがちょい残念。楽天岩隈が完投勝利。重圧の中、しっかり投げ切ったのはすごい。今年は交流戦もあるし、盛り上がるといいな。阪神はスペンサー1号。しかし、桧山でいいと思うのだけど、、、。

深夜は爆笑オンエアバトルチャンピオン大会。飛石連休は7位。500オーバーするときのような勢いがなかったのが残念。今回はやはり順位どおりタカアンドトシとアンタッチャブルが抜けていたような気がした。どちらも安心して面白い。

土日が勝負

今日は京大に。角所先生とミーティング。論文の問題点を指摘してもらう。週末に頑張って作業することに。西口さんと風媒館にて昼食。そのまま、グループミーティングに参加。丸谷君の報告を聞いてちょっとだけコメント。後の雑談で、就職したら研究は土日にやるしかないなぁ、という話に。出張に行ったり、新幹線に乗っている間にも仕事がこなせないとだめなんですよね。まだまだその段階にはいけてない。。。

サッカーW杯予選観戦。残念でしたねぇ。同点にしたときはいけそうかな、と思ったのですが。次の試合が勝負になるのでしょう。

うちの大学にCALL教室が導入されつつあるのだが、昨年秋に導入されたビクターのCALLシステムの事例がホームページに掲載されたとのこと。

ビクター フルデジタルCALLシステム「WeLL」納入事例

こうやってどんどん外にアピールできることはしていきたいところ。

壮行会

久々に外大の研究室での作業。D論修正案の作成、事務作業、日程調整。

夜はメディアセンター主催の寺嶋君の壮行会。2年間一緒に研究や仕事ができてとてもありがたかったです。しかし、近い分野の人がいなくなって残念、、、。まあ、これからも一緒にいろいろやることになるでしょうけども。

先日の大学教育研究集会で大学基準協会の前田さんが言っておられた、大学認証評価(大学基準協会分)の結果が発表されたようだ。

初の大学認証評価、2校を「保留」 奥羽大と那須大(朝日新聞 '05 3/22)

これから大学の評価はどんどん厳しいものになっていくのだろう。過度に意識する必要はないけれど、評価結果を真摯に受け止め、改善努力をしていく必要がある。

導入教育への道

午前中は家で事務作業。昼前から京大へ。たまたま田口さん@NIME、鈴木先生@滋賀大の集団と出会い、昼食をご一緒する。まどいの下のフレンチ「ルヴェソンヴェール」へ。京大に9年いたが、敷居が高くて入らなかった店。だいたい、クラブ帰りに行く店としては、まどいでもどきどきであったので当然なんやけど。ほほ肉をおいしくいただきました。

大学教育研究フォーラム2日目。ラウンドテーブル「心理学者、導入教育への挑戦」に参加。ラウンドテーブルといっても100名程度参加しており、非常に盛会であった。久留米大学の安永先生による導入教育のお話。今までもやっていたけれど、2005年度から教育・学習支援センターを中心に統括的に実践されるそうだ。”協同”という理念を中心にすえ、カリキュラムなどを考案しておられた。1クラス20名で40名の専任教員がそれぞれ1コマずつ担当するとのこと。やはり、教員に授業を担当してもらうことが大変だったよう。うちの大学にもそのノウハウを教えていただきたいものである。質疑応答も加えて、詳細に話していただいたので、非常に参考になった。

指定討論のお話も非常に面白いものであった。北神さん@島根大のお話では、学習には知識の豊富化と再構造化があり、学生としての受講姿勢の再構造化(高校までの受講とは異なることの理解)、そして授業者側の再構造化が必要であるとの指摘は納得であった。また、村山さん@東大の動機づけの話は確かに当たり前だと言われるかもしれないけれど、理論を知っておくことが重要だと思ったし、水間さん@奈良女のお話で、大学内に居場所を確保することの重要性について押さえておくことができた。お話が面白かったので、質疑応答のときにも答えてくれれば面白かったのに、とその点だけが少し残念であった。

ともかくも勉強になった2日間だった。京大高等教育のみなさま、お疲れ様でした。

京都大学にて大学教育研究フォーラムに参加。
まずeLearning・遠隔教育研究部会にて座長を務める。3番目に丸谷君が発表。ちょっと緊張していた感じで、私も緊張しながら聞いてました。技術よりの話が多かったので、デモとか見せるとよかったかもしれませんね。活用法の質問がたくさん出たので、それはそれでよかったと思いますが。30分の総合討論はどうしようかとどきどきしていましたが、発表に対する質疑応答で15分、一応私がいくつか論点を示して質問をお願いしたところ、活発に質疑応答していただきました。とりあえず一安心。

総括講演は4つとも聞きたい話だったのですが、座長の締めの言葉で紹介したこともあって美濃先生の講演へ。海外(欧米、アジア)のeLearningの普及具合などをまとめられて、京大で実践している話をされました。自分の立場と考えを常に話しつつ、違う分野の人に分かるように話されているのが勉強になりました。

午後はシンポジウム。評価をする立場からのお話。大学評価・学位授与機構の木村機構長、大学基準協会の前田さん、文科省の奈良さんは大学評価のお話だったので、自分にとっては知らないことばかりでふむふむと思いながら聞いていた。思ったことは「自己評価」をしっかりやることが重要だ、ということだと思う。いろんな大学が出てきて、様々な特色なり建学の精神があるわけで、それを活かすために現状の把握、できている点、できていない点、改善方法をしっかり記述することが大事なんだと認識した。結局、論文と同じ感じなのかな。

吉田先生の特色GPの成り立ち、評価方法、松下先生の授業評価などの考え方は自分も関わっていることなので、とても参考になった。実践の有効性を計るための指標はやはり定量的なものになってしまうことが多いようだが、質・量ともに示せるのがベターだろう。また、他大学の参考になることを意識しすぎずに、特色を打ち出したほうがいいのかな、とも思った。評価には改善とアカウンタビリティの2つの目的があるということであったが、両方を同時に満たすのは難しいということであった。今まで1つで両方やろうと思っていたが、確かに。大学で行う授業評価アンケートはアカウンタビリティの面が強いので、改善を考える授業評価は別に示したほうがいいのかもしれない。これはFDなどで考えていくべきだなと思った。

懇親会では久々に会う人、初めてお話しする人などなど、いろんな方とお話できてとてもよかった。料理はほとんどなかったけれど(笑)。それだけ盛況だったということだろう。

卒業式生中継

卒業式を生中継する大学が増えてきたようです。昨日も、うちの大学の卒業式が終了した後、メディアセンターの事務室で同志社と京産大のネット中継を流していました。親御さんなどにはいいサービスなんでしょうか。

ちなみに、うちの大学でも以前そういう考えもあったらしくリアルエンコードまではできる機器があるんです。でも、学外向けのリアルサーバがないので無理ですが、、、。

めでたい式2つ

卒業式。今日はやはり袴姿の学生が多かったですね。

その後、横浜へ。尾澤君の結婚式にご招待いただきました。KKJに参加していた慶應SFCの学生さんも多く出席されてました。懐かしいですねー。奥様にははじめてお会いしましたが、才色兼備という感じでしたね。結婚式、披露宴ととてもいい雰囲気で、楽しませていただきました。

2次会では、乾杯の挨拶を突然仰せつかる。あまり面白く話せず。。。ただ。紹介のときに、「教授」と言われて、思いっきり否定したときに笑いが起こったのでちょっと安心。司会のY内君、ありがとう(笑)。クイズ、からし入りシュークリームのイベントも楽しかったですが、二人の紹介ビデオや”オザシゲサンバ”には仙台へのロケもあり、かなり手の込んだもので、さすが!と思わせるものでしたね。忙しいだろうに(笑)。

ぜひ幸せな家庭を築いてほしいと思います。おめでとう。

筆ペン

卒業祝賀午餐会出席のため、蹴上のウェスティン都ホテル京都へ。800名程度が一同に会するこの午餐会はほんとに豪勢である。みんなドレッシーな格好だし。テーブルに学生9名と教員1名。今回は知っている学生が隣にいたのでちょっと気楽ではあったが、食事中何をしゃべっていいのかほんとに困る。顔見知りの学生が数名挨拶に来てくれたはうれしかった。

明日結婚式に出席するので、ご祝儀袋を買いに行ったのだけれど、家で探して見つからなかった筆ペンも一緒に購入する。なんか筆ペンっていつもいるときには見つからない。。。それで引き出しなんか整理する時になったら3本くらい見つかったりするんよねー。

細切れ時間

一般関連の卒論CD作成作業、何とか終了。60枚近く作ったので、単調作業。来年度からはやり方を変えよう。教科書原稿プロット案、授業案をそれぞれ考える。

最近、とみに思うのが、細切れ時間を有効に使えてないのが問題だ、ということ。これからも、なかなかまとまった時間はとれないのだから、ちょっとした時間を見つけて集中して仕事をできるようになりたいところ。

お休み中

ほぼ1ヶ月ぶりの更新になってしまいました。公私共にどたばた忙しくなってしまったためで、別に倒れたりしているわけではありません。ご心配なきよう。

4月になったら、どーんと復活しようと思いますが、しばらくは時々更新するくらいにやりたいと思います。本も読んでますしね。

春休みと言えども、なんやかんやとやることは目白押しです。

 

最近のコメント

 

Link

  

アーカイブ

Powered by Movable Type 4.261