真理子先生、永田さんのインターネットを活用した教科教育法の実践をまとめたもの。まさにティーチングポートフォリオだなぁ、と思って読んでいると「おわりに」にそう書いてあった。そりゃそうだよね(笑)。
クラスメイト、先輩、現職大学院生、分野の専門家、とさまざまな人とのコミュニケーションにより、指導案を改善していくという試み。現職院生や専門家とのコミュニケーションは有用である反面、学生にとって厳しいものになってしまう危険性もある。その時の授業者の役割というのが重要であるよなぁ、ということを再確認した。また、掲示板の分析による知識構築の変容などはとても興味深かった。
研究者として、教職科目担当者として、参考になる1冊です。