久保田先生のライフストーリーがつづられた本であり、海外青年協力隊やJICAなどの国際ボランティアについて率直に述べられている。正直、ここまで書いて大丈夫なの?とも思ったけど、これが久保田先生の味なのだろう。
海外ボランティアに行く動機として、役に立ちたいといったものだけではなく、何かチャレンジしてみたいとか、自分探しとかでもいいと書かれている。実際に海外青年協力隊での活動は、私のような素人が想像している「役に立つ実践」がすぐにできるというわけでもない、ということが分かる。さまざまな環境で苦労したり、現地の人たちと関わることで、現地の人たちもボランティアの人たちも学んでいく、ということのようだ。
国際協力に興味のある人にとっては、とても参考になる本だと思う。大学でも機会を見て紹介したい。