小川洋子「沈黙博物館」

| トラックバック(0)

小川洋子にはまりつつある。ちょっとこれを読むのはパワーがいって疲れたけれど。形見を集める博物館。前に読んだ「薬指の標本」とつながるものがあるんだろうな。モノと生死の関係ってものすごく強いのかも、って思わせる。モノに生死はないのにね。小川作品に出てくる老婆はどこか魅力的だ。その魅力は、何かが欠けているからなのかもしれない。

トラックバック(0)

トラックバックURL:

このブログ記事について

このページは、むらかみが2004年9月 2日 00:46に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「逢坂剛「相棒に気をつけろ」」です。

次のブログ記事は「高野和明「13階段」」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。